導電性ポリマー導電性高分子
ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)
項目 | 高導電性PEDOT水溶液 PED500 |
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基本性状 |
外観:濃青色水性溶液 固形分:約1.0% 溶剤:水 pH:中性 粘度:cps 約20~30 |
コーティング例(易接着PET)
評価項目 | 表面抵抗値(Ω/□)*1 膜厚 約0.05μm |
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試作品名 | 1×103 > |
基材:PETフィルム。
コート法:バーコーターで溶液塗布後約80℃×5分乾燥。
コート液:原液/アルコール(=50:50)希釈溶液
(評価方法)
*1 表面抵抗計で測定(温度25℃、湿度50%)
ポリアニリン
項目 | リアニリントルエン溶液 PANT |
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基本性状 |
外観:濃緑色液体 固形分:4-5% 溶 剤:トルエン、他 |
コーティング例(易接着PET)
評価項目 | |
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表面抵抗値(Ω/□)*1 膜厚 約0.3μm | |
表面抵抗値(Ω/□)*1 膜厚 約1.0μm | |
耐水性 *4 |
基材:PETフィルム。
コート法:バーコーターで溶液塗布後約130℃×3分乾燥。
コート液:トルエン溶液
(評価方法)
*1 表面抵抗計(TR-3)で測定(温度25℃、湿度50%)
*2 可視光透過率を測定
*3 セロテープ剥離により塗膜の剥がれ具合を目視観察。 ○は剥離なし。
*4 水を湿した綿で10回擦った後抵抗値測定。○は変化なし。
溶剤可溶性ポリピロール
商品名 |
SSPY:ポリマー(3-メチル-4-ピロールカルボン酸エチルと3-メチルー4-ピロールカルボン酸ブチルの共重合体。) 10%DMAc溶液 TCNA:ドーパント(2,3,6,7-テトラシアノ-1,4,5,8-テトラアザナフタレン) 10% DMF/トルエン溶液 |
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使用法 |
コーティングの場合 ・SSPY: TCNA =3:1 を良く攪拌混合する。 ・基材に所定量コーティング後乾燥する。 ・乾燥条件:130℃×3分 ・エージング:100℃×1時間 (なお、乾燥、エージング条件はあくまで推奨条件です。) |
物性 |
融点/SSPY:175℃ TCNA :370℃ 溶媒/DMF, THF, NMP, DMAc など。 |
特徴 |
・各種有機溶媒に可溶 ・保存安定性良好(溶液中3年の実績) ・SSPY溶液のpH: 中性 ・コートフィルムの表面抵抗値: 107 ~ 1010 Ω/□ 調整可能 ・SSPY自身の強靭で柔軟なフィルム。基材に接着性良好。 ・経時安定性良好 ・導電性の湿度依存性なし |
用途例 |
・帯電防止コーティング材 ・熱転写シート ・導電性インキ ・半導電性シームレスベルト ・ITO-ポリピロール ナノコンポジット ・制電剥離テープ |
●SSPYフィルム特性
組成 | グレード | SSPY | SSPY改良品 |
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ドープ剤 | TCNA | TCNA | |
導電率(S/cm) *2 | 約5×10-2 | 約1×101 | |
熱分解開始温度(開放下 ℃) *3 | 175 | 175以上 | |
熱分解開始温度(密閉中 ℃) *3 | 220 | 220 | |
引張強度(kg/cm2) *4 | 766 | 約600 |
*1 測定膜厚15~30μm。 なお、本データは代表値であり値を保証するものではありません。
*2 ドープ剤の添加量により調整可能
*3 昇温速度5℃/minでのTGAによる分析値
*4 測定法 JIS C2018に準拠
●各種基材へのコーティング例
溶媒 | 安定性 |
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水 | ◎ |
2N塩酸 | ◎ |
2N苛性ソーダ | ◎ |
2.5%アンモニア水 | × |
メタノール | ◎ |
エタノール | ◎ |
トルエン | ○ |
アセトン | △ |
酢酸エチル | ○ |
安定性:48時間浸した後の膜の状態変化
◎:変化なし ○:膨潤 △:膨潤大 ×:導電率低下
* 湿潤環境(30日間/25℃85%RH)中での導電率の変化はなし
ウレタン関連
合成ゴム関連
機能性化学品
機能性コーティング剤関連